それは我々の勝手な想像だよ

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カフカの日記
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15,May,2017/ チャンギ空港・ラウンジ「THE HAVEN」にて


「我々もいい年だし、初夏らしくもなってきた。
そろそろ、本場のトロピカル・カクテルを飲みに行かないか?」
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※それはつまり要約すると、
シンガポールで、本場のシンガポール・スリングを飲まないか。ということだ
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そんな、いささかクレイジーな友人のオファーを受け入れ、
ここ数日間、ラッフルズ・ホテルのメインバーに通い詰めている。
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確かにカクテル1杯に31ドル(約2,500円)は、高すぎる気もするが、
全てがあまりに洗練されているため、我々には飲み続けるしか選択肢が無いのだ。
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今まで飲んだ、どのシンガポール・スリングよりも洗練されている…
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思えば、私は義務教育で九九を学ぶより先に、
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お肉には赤、お魚には白、南国にはスリング
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という厳格な家訓を代々受け継いできたこともあり、
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スリングを作ることに関してだけは、絶対的な自信があったのだが、
色と香りを確かめた時点で、蛇に睨まれた蛙さんと一杯やれそうな気持ちになった。
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落ち込む私に、彼女は31ドルの対価として、次のような教訓を教えてくれた。
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(一般的なシンガポール・スリングの正しい人称代名詞は、「彼」かもしれないが、
ここでは特殊性を優先して「彼女」と捉えることにする
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いいですか。
缶詰の桃が、捥ぎたての桃の味には決して適わないように、
厳密に似せても、オリジナルの代わりを担うことは出来ません。
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なぜなら、彼らと私では土俵が違うからです。
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彼女は腹を立てているようで、とても慰めてくれる雰囲気も無かったので、
私は諦めて、22ドルのハイネケンをオーダーしてみたが、
これもまた、今まで飲んだ如何なるハイネケンよりも味がいいのだ。
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おいおい。
ハイネケンはオランダのビールであって、シンガポールのそれではないだろう…
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問題の変数が増えて、私は完全に混乱してきた。
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しばらく店のマナーに沿って、ピーナッツの殻を床に捨てながら、
ウエイトレスの誰かが、事情を説明しに来てくれるのを待ったが、
もちろんそんなものは無かった。
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いろいろと考えた結果、
昔見たディズニー映画で、触れた物が全て黄金になる王様の手があったように、
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この場所では、ファンタ・オレンジを頼んでも感動の味に変えるバーテンダーの手があるのだろう。
と納得することにした。
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しかし、ラッフルズ・ホテルは、
あくまでもシンガポールが生んだ特殊性の一つのような気がする。
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実は、入国してから実に様々なギャップに衝撃を受けているからだ。
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確かに東南アジアの旅に、4年のブランクがあることは考慮するが、
それでも、こんなにも世界が変わっているとは思わなかった
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※もちろんシンガポールだけが特殊なのかもしれないが
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■GAP-1
シンガポールの物価は日本のそれより遥かに高い
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GAP-2
国単位でエリート教育を行っている
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■GAP-3
富の膨れ方が、指数関数的になっている
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 ■GAP-1, GAP-3について
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有名なマリーナ・ベイ・エリアに訪れて、まず驚かされたのは、
ライオンが口から水を吐いていることではなく、
その背後に見える無数の高層ビルのうち、金融機関の割合が高すぎることだ。
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私はシンガポールに関しては、マー・ライオンの存在以外には何も知らないが、
一目見ただけで次のことは確信した。
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シンガポールは、主に外資企業による富ではなく、
金融による錬金術で指数関数的に発展した。
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それゆえ、金持ちと貧困層のギャップが著しい…
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現在のシンガポールの平均賃金は、日本と同等の400万円前後だが、
市場を見た限りの物価は、1,5倍から3倍の値札がついていた。
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一般的なレストランでビール1杯1,000円近くするので、
初めて南国で慎ましい飲み方を覚えた。
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さらには輸入品には莫大な関税がかかり、
車は日本の3倍近くの値段がするらしい。
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シンガポールの税金は、基本的に所得税(最大22%)のみであることを考えると、
節税の恩恵を受けられる 高所得者には優位性がある が、
平均的な 庶民には物価高騰のしわ寄せ が来ている。
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これから日本人も経験する可能性が極めて高い
「富の2極化」を実感する意味においても、
ぜひあなたには、一度ベイエリアをその目で見ることをお勧めさせて欲しい。


■GAP-2について
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シンガポールの教育水準が高いことは有名な話だが、
私が感じたのは、法律からもエリートの素養を感じることが出来た。
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「ポイ捨てすると罰金を課せられる」と聞いたことがあるかもしれないが、
実際はもっと厳密で、
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電車内での飲食、トイレを流さないこと、鳥へのエサやり、
など細かい禁止事項がある。
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さらに、タクシー・ドライバーが教えてくれたのだが、
過去にあるインド人集団が、お酒を飲みすぎてトラブルを起こしたことがあり、
それ以降、翌年から「店舗での22時以降のお酒の販売の禁止」という法律が出来たらしい。
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僅か1年で法律を作り変えてしまう(しかも負荷をかけるような)あたりが、
エリート教育の根幹である「規律と忍耐」を、正に体現したような国だなぁと感じた。
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華僑(chinese)は、我が儘でいい加減?
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いやいや、それは我々の勝手な想像だよ。
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同じ場所に留まっていると、
自分にとって都合のよい最適化を行うものだと再認識した。
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アジアの発展国をもっと見たくなったので、今から搭乗するまでに、
マカオと香港のエアーチケットを、取ることにする。


追伸


20.May.2017. 
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読者様からのニーズがあるようなので、たまにはブログらしく
海外旅行の便利ツールを紹介しておこうと思う。
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1、グローバル Wifi

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海外でスマートフォンを使うのであれば、
通常はポケット wifiを空港でレンタルするか、
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プリペイド型SIMカードを購入し、SIMフリーの端末に差し込んで利用するのが一般的だが、
空港でレンタル、カード購入するのが手間だし、時には見つからない場合もある。
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そこで便利なのが、グローバルWifiという、
ボーダーレスな端末をあなたにお勧めしたい。
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例えば、以下のグローカルMEは、
SIMカード不要、世界100カ国以上で高速ネット回線に接続できる。
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利用料金は、アプリを通じて課金するが、
そのコストも一般的なプリペイドSIMより安い。
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■グローカルME
https://www.glocalme.com/


2、プライオリティ・パス

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ある程度の距離を移動すると、
飛行機のトランジットや、深夜便での待ち時間が発生することがある。
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NAP ROOM(仮眠)、シャワー、軽食、アルコールなどが無料で利用できる
ハイクラスのラウンジを使えば、待ち時間さえ、旅の楽しみとして活用できる。
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世界各国の空港ラウンジを利用できるプライオリティ・パスは必須アイテムだ。
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■プライオリティ・パス
https://www.prioritypass.com/ja
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無制限利用しようと思えば、会費が年間$399かかり、結構な出費になるのだが、
楽天のプレミアムカードの会員は、無料で発行できる。
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楽天カードは、年1万円かかるが、ポイント還元率が圧倒的に高いので、
トータルプラスに貢献することは間違いない。
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■楽天プレミアムカード
https://www.rakuten-card.co.jp/card/rakuten-premium-card/

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私の記事を読んで、世界に興味を持っていただけるのであれば、
出来る限りお力になれるよう、
あなたのニーズにあった情報をお届けしていきます。
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世界のどこかでお会いしましょう。
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カフカ
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    • amakawaさん。
    • 2017年 5月21日

    いつも楽しみにしております(*´꒳`*)
    カフカさんの文章やお写真、とてもセンスがよくて大好きです❤️

    • 島本
    • 2017年 5月21日

    なるほど。
    あるいは、そうかもしれませんね。

    実際の世界は想像していたものとは全く違っていた、というのはよくある話です。

    だからこそ、旅に出て見聞を広げ、飽くまで実体験に基づいたexprienceによって自分自身のフィルターの精度をあげていく必要があると思います。

    私はまだ海外に出たことはありませんので、海外はどんなところか一人で色々と思考を巡らせていますが、
    やはり「百聞は一見に如かず」ということわざもあるように、実際に足を運んで自分の目で見ないと学べないことだらけだと思います。

    なので、私もカフカさんのように色んな国へ旅に出てみたいです。

    「一般論をいくら並べても、人はどこにもいけない」ですよね。笑

    • ニシカタ
    • 2017年 5月23日

    昨晩は、カフカさんから直接お電話を頂き、びっくりしました。ありがとうございました。
    これからも、楽しみにしております。
    なかなか、寝付けませんでした。

    • ゆき
    • 2017年 5月28日

    想像と実際が違うのはよくある話ではありますが、想像と実際のギャップが大きいと、それを埋めるまでに時間がかかってしまいますよね。
    それが「価値観を覆された」ということなのかもしれませんが。

    私自身は【日本は遅れている国】なのだと思っています。
    もちろん見た目には先進国です。が、考え方はだいぶ変わってきたと言えど、根底にあるものは何も変わっていないのだと実感することがよくあります。
    いい意味で実感できればいいのですが、大抵は悪い意味で実感してしまうのが哀しいところです。

    私も旅に出て自分をいい意味で壊してみたいです。

    • 杉山洋介
    • 2017年 6月15日

    とても興味深い記事でした。

    日本は、過去の歴史、悪しき習慣から抜け出せなく、変革を起こしにくいお国柄です。

    もちろんそこで育った私も、同じ思考なのかもしれません。

    わたしも異国の文化に触れてみたいと思える内容に感銘を受けました。

    近い将来お会いできるのを楽しみにしたおります。

    では、失礼しました。

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Auther: カフカ

Permanent Traveler(終身旅行者)

ライター・物販・為替・情報
季節周期で移住→国内・海外50都市以上

移住ライフを送るためのノウハウを
余すことなくお伝えします

【資産構築編】 旅の資金を作り出す荒業

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